かばだんなさん かく語りぬ Header Image

読書熱

昔から かばだんなさんが逆らわない事にしている病気に「読書熱」というのがあります。

最近は「20歳頃に読んでいた本」というテーマで読んでいます。

20年近く前に読んだ本ですので非常に新鮮です。書物の良い所というのは、人によって受け止め方が違うのと同様、時期や立場が変わっても受け止め方が違うという所です。例えば、当時学生だった かばだんなさんと、社会人になってからの かばだんなさんでは、当然感じ方が違うのです。

ということで、最近はこの「時間が経ったからこそ」の発見を楽しんでいます。

今読んでるのはこれ。


架空の南の島、ナビダード共和国の大統領マシアス・ギリを巡る物語です。この時期の池澤氏らしく、ゆったりと物語は膨らんでいきます。今読み返してみても、情景描写力はピカイチですね~。

私は新刊書で持っているので、やたら重いです。箱付き500ページ強。卓上版の国語辞典より場所をとりますので、文庫版をお勧めします(笑。

そんなに急いで読む本ではありませんので、私は毎日寝る前に少しずつ読んでいきます。ゆっくり少しずつナビダードの風景が浸透していく、それがこの本の楽しみです。そんな中で、文明とは、幸福とは、豊かさとは、色々な事をナビダードの自然が語りかけてくるのです。

とはいってもさすが谷崎潤一郎賞受賞作品。コテコテの純文学ですので、普段そのテの文章を読まない人には退屈なだけかもしれません(笑。

そんな方には、同時期に書かれたこちらの方がお勧めです。

こちらも文学賞(読売文学賞)をとった作品ですが、エッセイですので比較的主張が分かりやすいです。また池澤夏樹氏は自然大好きおじさんですが、どっかのヒステリックな自然擁護者とは全然違いますので、気楽に読めると思います。あぁ、こんなの書いてたら読みたくなった。次はこの本を読もう(笑。

きっともうすぐ夏も終わるでしょう。秋の夜長にこんな本で読書なんていかがですか(^^?


コメントを残す